鉄道模型のパーツを3Dプリンターで自作するには

鉄道模型のデフォルメ

鉄道模型には数多くのパーツが使用されていて、基本的には市販されているものを購入します。ただ模型として世に出ていない鉄道があったり、既製品のパーツでは何らかの不満を持つといった状況になることがあるかもしれません。そんな時はパーツそのものを自作するという手があり、3Dプリンターで思い通りの形を作るのも不可能ではありません。すでに3Dプリンターは一般向けに数多く市販されていて、安いものであれば数万円程度で購入が可能です。
本体を購入せずに、企業が保有している高品質な機械を用いた作成サービスを利用するという方法もあります。

そんな3Dプリンターで鉄道模型のパーツを作成するには、まずパソコンを使って出力用の設計データを作成する必要があります。仕事などですでに設計の方法を知っている人だと順応が早く済むかもしれませんが、一から始めるのであれば時間がかかるので、余裕を持って進めていきましょう。
市販品でもNゲージ程度のサイズであれば車両を丸ごと作成することができるものが多いため、使いこなせるようになれば鉄道模型趣味の幅が大きく広がるはずです。

ただ3Dプリンターは、基本的に素材の色そのもので成形されるのが弱点です。車両を丸ごと出力するのであれば、塗装が不可欠だということを覚えておきましょう。最初から一色で仕上げる目的だったり、見えない部分に使用するパーツだと、その弱点は問題にはなりません。
3Dプリンターの精度には製品ごとの差があります。安いものだと作成後に別の仕上げ処理が必要になることがあるため、3Dプリンターの購入予算と作業効率を天秤にかけることになります。